先発医薬品を希望する方へ
「ジェネリック医薬品は嫌なので、全て先発品で調剤して欲しいです。」
→実は先発品ですが、ジェネリック価格になる医薬品があるので、全てを先発品で用意するのは勿体ないことがあります!!
また、令和6年10月より選定療養制度が導入されることにより、支払額が大幅に増えてしまうことがあります。
こちらをご覧ください。
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【ムコスタ錠 (有効成分名:レバミピド)】についてです。
左側が、昔からあるムコスタ錠で、右側がジェネリックのレバミピド錠です。
ムコスタのシートには「Otsuka」と記載が有り、レバミピドのシートには「オーツカ」と記載があります。そう、おおつかさんなんです!!
大塚グループとして同じ工場で同じ工程で作っているのに、印字と商品名が変わって販売されているだけなのです。他にも、第一三共さんのクラビット錠(有効成分:レボフロキサシン)などにも同じような製剤があります。
写真左側が、昔からあるクラビット錠で、右側がジェネリックのレボフロキサシン錠です。
先ほどのように会社名が英字やカタカナで書かれているわけではありませんが、第一三共さんの会社のマークが入っています。ちなみに、「DSEP」は第一三共エスファさんの略であり、やはりこれも同じ工場で同じ工程、同じ添加物で作られており、違うのは印字と商品名のみです。
このように、一部のジェネリック医薬品の中には、先発医薬品を作っている製薬企業の製造工場で、全く同じ添加物、全く同じ作り方で薬を作り、包装と印字だけが異なる医薬品が存在します。つまり、薬自体は先発医薬品と全く同じなのに、ジェネリック扱いとなり、価格だけお安くなるお得な医薬品ということです。こうした薬は、オーソライズドジェネリック(AG)と呼ばれています。先発医薬品と全く同じ薬なので、先発品のみを希望される方も安心して服用して頂けます。
当薬局では、安心してジェネリック医薬品を服用して頂くためにも、AGがある医薬品に関しては、他の製薬企業のジェネリック医薬品ではなくAG品を採用しております。AGのある薬のみをジェネリックに変更し、他は全て先発医薬品で調剤する事も可能ですので、お気軽にご相談ください。